封印作品の謎2

すっかり読書づいていますが、今日はコレ。仕事の合間に読み始めて、結局最後まで読んでしまった（笑）。

「キャンディ・キャンディ」については、既に報道等で知ってたこともあり、改めて全体像がわかりました。どう考えてもいがらしゆみこに非があるよなあ・・・。個人的にはアニメの唄を覚えているぐらいで、思い入れはまったくなし。ウチに中公文庫版が全冊ありますが、読んだことないし（奥さんの蔵書）。

藤子作品については、どちらも絶版は知っていて噂レベルで耳にしたことはありました。本書でも確定的な事実は明らかにされていないけど、「オバケのQ太郎」はともかく、「ジャングル黒べえ」は出版社等関係者の努力で再刊できるのではないか？と強く思います。

「サンダーマスク」は作品自体を覚えていないけど、個人的にその経緯は一番衝撃的だったかも。「シルバー仮面」や「アイアンキング」は覚えているだけど。

藤子作品はメジャーであるが故に、「サンダーマスク」はマイナーであるが故に、結果的に封印されてしまった。作り手の説明責任は本書の指摘通り、当然あるべきだと思うけれど、何でも見られる、再発・再刊される今の時代が本当にいいのか・・・ということをちょっと考えてしまいました。もちろん、時代は後戻りしませんが。

封印作品の謎 2