髭と口紅とバルコニー

フィリップ・ノワレが亡くなったそうです。76歳。

決して映画好きとはいえない（嫌いなわけではなく、昔から映画見るならCDを買うという・・・）けれど、「ニュー・シネマ・パラダイス」は公開当時（1988）シネスイッチ銀座で観た。映画自体に興味があったのと、友人の「絶対観た方がいい。泣くぞ」という一言で。小さな映画館は立ち見が出るほど盛況。私も立ち見。・・・よかったです。現在に至るまで大好きな映画の1つです。

その後、この映画の監督だったジュゼッペ・トルナトーレの作品は「海の上のピアニスト」「マレーナ」など観ていますが、フィリップ・ノワレ個人について気に掛けていたことはなかったけど、やはりあの作品の彼は忘れられない。この映画を薦めた友人も既に亡く、出演俳優の彼もまた。ご冥福をお祈りします。

タイトルの「髭と口紅とバルコニー」は、知ってる人は知っている（笑）「火の玉ボーイ／鈴木慶一とムーンライダーズ」の中の1曲。このアルバム自体もすごく映画的なんですが、その中でも好きな1曲を捧げました。余談ですが、麗蘭に「今夜R&Bを...」という曲があって、これを聴いた時に「ニュー・シネマ・パラダイス」のラストシーンを思い出しました。友人曰く「ずるいよな、こんなに並べたらいいに決まってるじゃん」。私もそう思います（笑）。